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妊活と病院受診について

結婚してから、子供が欲しいと思った時に、どれくらいの期間妊活してから病院に受診すればよいか、悩みどころだと思います。一般的には、基礎体温を記録したり、月経日を把握してタイミングを計ったりして夫婦生活を行っているけど、1年ほど経過してもなかなか妊娠が成立しない場合は、一度、産婦人科の病院に受診することをおすすめします。

1年間避妊をせずに夫婦生活を取っている方で、妊娠に至らない場合、医学的には「不妊症」と診断されます。夫婦で避妊しない場合、1年間で約85%の方が妊娠することが報告されていることから、1年間という期間に定義されています。

ただですら産婦人科は足が遠のくのに、病院に受診したからといってどんなことをされるのか分からず、とても不安で一歩踏み出すのに時間がかかる方は多いです。しかし、自分の身体の状態を知るきっかけになるので、思い切って受診してみましょう。

初診の際は、血液検査や超音波検査などのが多いです。また、基礎体温をつけている方は、体温表を持って医師に提示すると、より今の状態を把握できるきっかけになるので良いです。最初に受ける血液検査は、各種感染症検査やクラミジアなどです。いわゆるブライダルチェックと呼ばれるもので、過去と現在に感染症にかかったことがあるかどうかを確認します。また、不妊検査として、卵巣年齢を調べるAMH検査、甲状腺刺激ホルモンなど、甲状腺異常の有無を調べます。卵巣年齢は、今後の排卵できる期間が長いかどうかを測り、甲状腺では異常があれば排卵障害や習慣流産に繋がる可能性があるためです。まずは、基本的な検査を受けることで自分自身の健康状態をチェックすることが重要となります。

また、1ヶ月の生理サイクルに合わせてどの時期に受けるかが決まっている検査をあるので、周期をしっかりと把握して、病院で事前に計画を立てることが重要です。ホルモン検査も生理中や排卵日に合わせて数回受けるものや、排卵日に合わせて精子と頸管粘液の相性を調べることもあります。卵管造影検査では、子宮内に造影剤を注入して子宮の形や卵管の詰まりの有無を確認します。排卵日を迎える前に行うのがベストとされていますが、生理中以外であれば基本的に可能です。

これらの検査を一通り終えてから、何かしらの問題が見つかれば治療から先に行い、問題が無く希望があれば不妊治療に進みます。治療には段階があり、数回はタイミング療法から開始して、人工授精、体外受精へとステップアップしていきます。一度で授かる方もいれば、ステップアップして体外受精を何回行っても残念ながら授からない方もいます。

不妊の原因を知るために、検査を行い、異常が見つかり、治療すれば妊娠することができると考える方は多いです。しかし、妊娠のメカニズムは非常に複雑で、ホルモンやストレスなど様々な要因が重なっていることが考えられるために、確実に原因が特定できるとは限りません。だからこそ、すぐに妊娠できる場合と、何を行っても妊娠が成立しないなど原因不明のことも多いです。原因を治療するというよりは、少しでも原因と思われるものを一つ一つ消していく消去法で、妊娠につなげることを目的とすることが重要です。

不妊治療は先が見えず、精神的な余裕がなくなりやすい治療とも言えます。頑張ることが当たり前となってしまいやすいので、無理して頑張らなくてよいと思いながら向き合うことをおすすめします。気持ちが向かなかったり、疲れてしまったら、一度ストップすることも重要です。夫婦二人でよく話し合って、納得して治療を受けることが何よりも大事です。自分たちの気持ちを一番に考えながら、ベストな方法で妊活に取り組みましょう。
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